
![]() |
活発な火山活動を続ける桜島(鹿児島市)の降灰に連日見舞われている鹿児島県垂水市で、農作物被害が深刻化している。 事態を重視した公明党の江田康幸衆院議員と成尾信春、松田浩孝の両県議が14日、同市海潟地区の農地を訪れ、降灰による被害状況を視察した。 |
桜島は昨年、年間の爆発的噴火回数が観測史上最多の548回を記録。既に、今年1月だけでも131回に上っている。桜島に隣接する同市は、風向きで秋から春先の降灰が多い。同市海潟における過去5年間の12月降灰量(1平方メートル当たりのグラム数)の推移を見ると、毎年0〜5グラムであったものが、昨年、一挙に2399グラムに急増した。 この影響をまともに受けているのが、生産量全国2位を誇る露地栽培のキヌサヤ。収穫期を迎える今、キヌサヤ農家は「降灰が表面を傷つけ、商品にならない」などと、ため息をついている。 この日、一行を案内した小島憲男副市長は「キヌサヤの出荷量が例年の3分の1、桜島に近い地域では3分の2程度も減っている」と深刻な状況を説明。ビニールハウス栽培でも、積もった灰による日照不足などの影響も出ていると述べ、降灰による農産物の昨年の被害額が7億1800万円、生産額の28・4%に及ぶ見通しであることを明らかにした。 また、同副市長は、市内に65歳以上のお年寄りが約35%、75歳以上が21%占めている現状を指摘し、「高齢者にとって毎日の降灰除去作業は重労働で、市民生活にも影響が出ている」として、特別交付金などによる国の支援を求めた。 これに対し、江田氏は「緊急の対応が必要。国に迅速な対応を要請したい」と語った。 |
| Copyright(C)2010 PICT. All rights reserved. |