2007/07/04●公明新聞より
社保庁/不要資産売却し年金財源に
石田厚労副大臣/2施設の処分方針示す/党厚労部会が申し入れ



 公明党厚生労働部会の古屋範子部会長、江田康幸氏(いずれも衆院議員)は3日、厚労省で柳沢伯夫厚労相あてに、不要な社会保険庁所有施設の調査・売却を求める申し入れを行った。

 石田祝稔厚労副大臣(公明党)が応対した。

 古屋部会長らは、保険料のムダ遣いや個人情報の業務外閲覧などの社保庁職員による一連の不祥事に加え、年金記録問題では、ずさんな記録管理体制や非効率な業務内容が浮き彫りになった社保庁について、「国民の怒りは計り知れない」と強調。

 その上で、古屋部会長らは、(1)社会保険庁所有資産の効率的な運用と有効な活用を図る観点から売却可能な施設の徹底調査を早急に行うこと(2)調査を踏まえ、必要度の低い施設は廃止・売却などを行い、その財源を年金財政に還元する――の2点を求めた。

 石田副大臣は、申し入れの趣旨を踏まえ、調査を迅速に行うよう指示する考えを示す一方、不要施設の売却については、「今年度中にも、できるところは資産処分をしたい」と言明。

 具体的に東京・世田谷区にある社会保険旧桜上水研修所と大阪市の本庁大阪倉庫の2カ所については、今年度中に資産処分する方針があることを明らかにした。





社会保険庁所有施設の調査・売却を求める申し入れ
 保険料の無駄遣いや個人情報の業務外閲覧など社会保険庁職員による一連の不祥事は、年金制度に対する信頼を大きく失墜させた。また、今般明らかになった年金記録問題では、社会保険庁のずさんな記録管理体制や非効率的な業務内容などが改めて浮き彫りとなった。

 こうした状況下において年金制度の信頼を回復し国民本位のサービス提供を可能とするためには、社会保険庁の抜本改革が急務であり、公明党は、現行組織を廃止・解体し、非公務員型の新組織へと移行させる日本年金機構法の成立に全力で取り組んできた。

 今後、同法の施行に基づき組織改革が進められていくこととなるが、その実施にあたり社会保険庁は、これまで招いた不祥事の反省に立ち、もう一段の改革努力を国民に示すべきである。具体的には、社会保険庁が所有する倉庫等の売却可能施設について、必要度の低いものは廃止・売却等を行い、これによる財源を年金財政に還元するなど、資産の有効活用を検討すべきである。

 公明党は、社会保険庁所有資産の効率的な運用と有効な活用を図る観点から、全ての社会保険庁の売却可能施設の徹底調査及び、同施設の廃止・売却など国民に還元できる有効な活用方策の実現を求め、左記のとおり、申し入れを行う。


一、社会保険庁所有資産の効率的な運用と有効な活用を図る観点から売却可能な施設の徹底調査を早急に行うこと。

一、この徹底調査を踏まえ、必要度の低い施設は廃止・売却等を行いその財源を年金財政に還元すること。

平成十九年七月三日

公明党厚生労働部会
       部会長 古屋 範子
厚生労働大臣  柳 澤 伯 夫 殿