2000/08/09●公明新聞より
雪印中毒事件 再発防止に万全を
衆院厚生委で江田氏が初質問

衆院厚生委員会は八日午前、雪印乳業大阪工場の食中毒事件に関する参考人質疑を行い、公明党から江田康幸氏が初質問に立った。
 江田氏は、同類事故の再発防止策を実効あるものにするためにはシステム上の改革に加え、製造技術者の意識改革が不可欠と指摘し、製造技術者に対する教育、訓練を徹底するよう求めた。参考人として出席した雪印乳業の西紘平社長は、「社長室直轄の商品安全監査室を設け、教育を含め体制を強化する」と答えた。
 午後の質疑でも江田氏は、企業の申請に基づいて厚生省が承認するHACCP(ハサップ=食品の安全性を総合的に保証する高度な衛生管理システム)の有効性を高めるため、厚生省と自治体の指導、管理体制を強化するよう訴えた。
 この中で江田氏が、「HACCP承認後のズサンな指導、管理体制も今回の事故の原因ではないか」と指摘したのに対し、厚生省の西本至生活衛生局長は、今後の対策として(1)検査回数など厳格な審査体制をとる(2)今回、大阪工場の現地調査で編成したような査察チームを継承して活用する――との方針を示した。