2003/05/08●公明新聞より
SARS新型肺炎の対策急げ/アレルギー対策研究成果の実用化促す
衆院厚労委で江田氏

 7日の衆院厚生労働委員会で江田康幸氏は、新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)とアレルギー性疾患対策について質問した。
 江田氏は「SARSウイルスは突然変異が非常に早く、治療法や予防治療薬などの開発に困難が予想される」とした上で、研究体制の整備や国際協力について政府の取り組みをただした。
 これに対し坂口力厚労相(公明党)は「早く本質を見定めることが大事」と述べ、個々の研究成果の集約を促し、早期解決に努める考えを示した。また中国での拡大防止に関しては、中国側から主に救急車など物品の支援が要請されているとした上で「日本がどう役に立てるか真剣に考えたい」と述べた。
 アレルギー性疾患対策について江田氏は、根本的な治療法の確立に向けて、国の基礎研究の拠点である免疫・アレルギー科学総合研究センターの研究成果を実用化するために、臨床研究センターとの連携が不可欠だと主張。また、正確なアレルギー情報提供のために、各都道府県を中心に配置されている相談員を、市町村レベルに拡大するよう訴えた。
 坂口厚労相は、治療法の確立に向けて「研究と現実を結びつけることは最大の課題」と述べた上で、両機関の連携を図る方針を示した。