2002/04/04●公明新聞より
消費者重視へ転換せよ 衆院農水委で江田議員
食品安全行政は独立性の確保が重要 国民が納得できる姿勢示せ

 衆院農水委員会は三日、「BSE(牛海綿状脳症=狂牛病)問題に関する調査検討委員会」が二日に発表した報告書について集中審議を行い、公明党から江田康幸氏が質問に立った。
 この中で江田氏は、農水省が報告書を受け、幹部の減給処分や、武部勤農水相らによる給与の自主返納を決めたことに対し、「国民が納得する形で責任を取ったとは言いがたい。報告書が『重大な失政』『政策判断の間違い』と指摘している以上、農水省の責任は重大であり、人事や組織を一新して消費者保護行政への転換を図るべきだ」と主張した。
 これに対し武部農水相は、「抜本的な農水省改革と農水政策の見直しに全力で取り組み、少しでも国民の理解と評価が得られるよう職責を全うしたい」と述べた。
 一方、参考人質疑で江田氏は、食品の安全評価を行う新たな行政機関のあり方について、調査検討委員会委員長の高橋正郎参考人に見解を求めた。
 高橋参考人は「関係省庁の職員が出向して事務局を構成するような形では組織の独立性は保てない。食品の安全性を確保する上で重要である独立性の確保について、十分に議論してほしい」と述べた。