2000/12/01●公明新聞より
「二十一世紀の日本のあるべき姿」をテーマに参考人質疑
衆院憲法調査会

 衆院憲法調査会は三十日、石原慎太郎東京都知事とジャーナリストの櫻井よしこさんを招き、「二十一世紀の日本のあるべき姿」をテーマに参考人質疑を行った。公明党から赤松正雄、江田康幸の両氏が質問に立った。
 意見陳述で石原氏は、現行憲法が起草段階で米国主導のため正当性がなく、国会発議で憲法を否定すべきと述べるとともに、憲法前文についても「うたわれている理念はいいが、日本語として拙劣(せつれつ)だ」などと述べた。
 これを受けて、赤松氏は石原氏の持論に対し、「少し危(あや)うさを感じる。懸念がいくつか出てくる。(石原氏は)文学者、作家だから非常に過激な表現をされるのかな、という気がする」と指摘した。
 一方、櫻井さんの意見陳述を受けて、江田氏は、教育の在り方について「過去において、富国強兵や経済大国の実現という『手段としての教育』が正当化され、軍国主義や産業優先、生命軽視、暴力の放置につながった」と指摘し、今後の教育改革の在り方などについて見解を求めた。
 これに対し、櫻井さんは「今、日本の教育ほど危機的状況に陥(おちい)っているものはなく、すべての大人は子どもたちの教育のために、できることすべてを、できるだけ早くやることが大事だ」との考えを述べた。