|
2002/02/23●公明新聞より
|
|
2002年度の診療報酬改定で骨髄移植の保険適用が拡大
|
|
バンクの安定運営へ一歩前進/さい帯血移植は加算
|
| 『東京・町田市など全国的な署名運動が後押し』 中央社会保険医療協議会(中医協)が20日に答申した2002年度の診療報酬改定で、骨髄移植の保険点数が1万5000点、さい帯血移植の保険点数が300点、それぞれ加算され、患者負担の軽減と骨髄・さい帯血両バンクの安定運営に向け前進が図られることになりました。 診療報酬は、個々の診療行為の対価として医療保険から支払われる報酬。点数で示され、1点は10円に相当します。 骨髄移植の保険点数は今年4月から、2万2600点から3万7600点へとアップ。つまり、骨髄移植に対する報酬が、22万6000円から37万6000円へと15万円増額されます。 現在、骨髄移植でドナー(骨髄液提供者)の候補者が複数いる場合、移植に至ったドナーのHLA(白血球の型)確認検査の費用には保険が適用されますが、結果的に移植に至らなかったドナー候補の確認検査費用は患者が負担しています。今回の診療報酬の改定では、この移植に至らなかったドナー候補の確認検査費用にも新たに保険を適用し、患者負担を軽減します。骨髄移植の1万5000点の加算は、確認検査費用に対する新たな保険適用分を移植の保険点数に上乗せしたものです。患者負担が軽減されれば、骨髄バンク事業の安定運営にもつながります。 一方、さい帯血移植は300点のアップ。経費の増大を背景として、2万6600点から2万6900点へと金額にして3000円の引き上げとなりました。 公明党は昨年10月、浜四津敏子代表代行が、「骨髄移植推進財団」の高久史麿理事長、「日本さい帯血バンクネットワーク」の齋藤英彦会長らとともに坂口力厚生労働相(公明党)を訪ね、両バンクの安定的な運営が確保されるよう、骨髄液とさい帯血そのものに保険を適用する(特定保険医療材料として認定する)か、現行の移植に対する保険点数を特別加算するなど、具体的な支援措置を強く要望していました。 その後も、東京の町田総支部・南多摩総支部、北海道、福岡、熊本、香川の党女性局が、「日本さい帯血バンク支援ボランティアの会」(有田美智世代表)など、広範な市民団体と連携し、骨髄液とさい帯血そのものに保険が適用されるよう署名運動を行い、坂口厚労相に申し入れていました。 02年度の診療報酬改定では全体で1・3%の引き下げが行われ、大半の診療行為で保険点数の減算が行われた中で、骨髄移植とさい帯血移植の保険点数が加算されたのは、こうした全国的な運動の後押しがあったからです。 『引き続き全力で応援』 『党造血幹細胞移植小委員会/江田康幸委員長』 今回の中医協の答申では、骨髄移植術の保険点数が2万2600点から3万7600点へと大幅に引き上げられることになりました。さい帯血移植術についても、小幅ながら2万6600点から2万6900点へと引き上げられました。 私どもが求めていた骨髄液と、さい帯血そのものへの保険適用については、残念ながら実現しませんでしたが、全体的に診療報酬が引き下げられる中で、骨髄移植における患者負担の軽減のため、手厚い対応がなされたものといえます。 引き続き、骨髄バンクならびに、さい帯血バンク事業の安定した運営のため、公明党は全力で取り組んでまいります。 |