2000/11/15●公明新聞より
クローン人間の誕生阻止へ
衆院科学技術委の参考人質疑で江田氏

 衆院科学技術委員会は十四日、クローン(複製)人間の作製禁止を柱とする政府提出のクローン技術規制法案と民主党の対案について参考人質疑を行い、公明党から江田康幸氏が質問に立った。
 この中で江田氏は、民主党案の柱であるヒト胚(ヒトの精子とヒトの卵子との受精によって生じる胚)そのものの作成・利用を規制することと、クローン人間の誕生を阻止することとは別の観点の問題であると指摘し、反社会性が極めて高いクローン人間の作製禁止に焦点を当てた政府案の早期成立を訴えた。
 また江田氏は、民主党案が既に存在する人間の体細胞を使ってクローン人間を作製することと、人為的に一卵性双生児を産み出すことを同一に扱い、一律に十年以下の懲役を科している点に関して参考人の意見を聞いた。与党推薦の町野朔・上智大学法学部教授は「質的に異なることである」と述べ、同等の刑罰を科すことは適当でないとの見解を表明した。