2003/05/24 ●公明新聞より
性同一性障害者 性別変更が可能に
議員立法で今国会成立めざす/与党PT

 「与党性同一性障害に関するプロジェクトチーム」(南野知惠子座長=自民)は23日午後、衆院第1議員会館で会合を開き、心と体の性が一致せず苦しむ性同一性障害者の戸籍上の性別変更手続きを定める議員立法の骨子案について、当事者やその家族、専門医から意見を聞いた。これには、公明党から浜四津敏子代表代行(座長代理)、荒木清寛(事務局次長)、松あきらの各参院議員、江田康幸衆院議員が出席した。
 同骨子案は、性転換手術を受けた性同一性障害者が戸籍上の性別変更を求めれば、家庭裁判所の審判により認めるという内容。(1)20歳以上(2)現に婚姻をしていない(3)現に子がいないこと――などに該当することを要件とし、施行後3年をめどに、性同一性障害を取り巻く社会的環境の変化などを考慮し、見直しを検討するとしている。
 会合の中で、関係者らは「今国会で成立させてもらいたい」との意見で一致したが、骨子案の中で、子どもがいないことを要件としていることに関して、当事者から「すでに子を持つ性同一性障害者も多くいる。対象から外さないでもらいたい」との要望が出た。
 これに対し、議員側は、3年後の見直し対象とすることで当事者らに理解を求め、骨子案に沿った形で今国会での成立をめざしたい、との考えを示した。