2000/10/24●公明新聞より
さい帯血バンク 財政支援の強化を
浜四津代行ら厚相に要望

 公明党の浜四津敏子代表代行と、日本さい帯血バンク支援ボランティアの会の有田美智世代表は二十三日、厚生省に津島雄二厚相を訪ね、公的バンクとして発足した日本さい帯血バンクネットワークの事業運営の安定化に向け、国庫補助などの財政支援を拡充するよう申し入れた。公明党の白浜一良参院幹事長(参院選予定候補=大阪選挙区)、松あきら参院議員(同=神奈川選挙区)、江田康幸衆院議員らが同席した。
 現在、さい帯血の採取・保存に要する費用の一部として、ネットワークを構成する全国九カ所の地域さい帯血バンクを対象に交付されている国庫補助は、補助金額の内示が年度当初に示されず、しかも交付時期が次年度にずれ込むため、バンク側ではさい帯血の管理・保存計画の立案や運営資金の調達に極めて大きな支障をきたしている。
 また、さい帯血の管理・保存に従事する技術者の人件費補助が不十分で、小人数の技術者に頼らざるを得ず、さい帯血の保存目標が達成できないバンクも出ている。
 これらの状況を踏まえ、有田代表は(1)補助金額を当該年度の当初に内示する(2)補助金は当該年内に交付する(3)実情に見合った人件費とする(4)患者に使ったさい帯血に三十〜四十万円の保険を適用する――の四点を要望。
 津島厚相は「補助金額を当該年度の当初に内示できるよう最大限に努力したい。私が約束する」と明言。補助金については「年内に交付できるよう作業を進めている」と答えた。人件費補助に関して、厚相は「実情に合うように予算を確保して所要の措置をとる」と明確に答えた。さい帯血の保存コストについては、さい帯血そのものに保険をつけることで対応するのではなく、国庫補助で対応しているとの認識を示した上で、「事務方に総点検をお願いし、(補助の水準が)実情に合うよう指示しておく」と理解を示した。
 日本さい帯血バンクネットワーク(斎藤英彦会長)は今月三日、厚相に対して同様の要望をしている。