新成長戦略/公明党の提言
中小企業の力
党経済産業部会長/江田康幸衆院議員に聞く
掲載日: 2014/06/12

『可能性を引き出す/健康・医療・介護など さらに研究開発促進』
◆成長戦略ポイント(中小企業の振興策)
 ▽ソーシャルビジネス(社会的企業)の促進
 ▽実用化に直結する商品開発支援
 ▽企業OBや専門家を活用した支援強化
 ▽海外展開への環境整備
 ▽事業承継の円滑化対策強化
 ――党の成長戦略に「中小企業施策」を掲げました。
 江田康幸党経産部会長 中小企業は日本企業の99・7%、全従業員に占める割合は約7割に上ります。中小企業が“元気”にならなければ、日本経済を再生できません。公明党は、成長戦略の柱に中小企業の振興が不可欠と考え、現場の声を踏まえた施策を掲げています。

 ――柱となる政策は。
 江田 今後、成長が期待されている環境・エネルギー、健康・医療・介護などの分野で、製品の研究開発促進から実用化までの一貫した支援体制を構築します。
 例えば、熊本大学は強度と耐熱性の優れた革新的なマグネシウム合金を開発したことで知られていますが、自動車や航空機に応用すれば超軽量のため、二酸化炭素(CO2)の排出量を減らすことができるとされています。こうした大学の研究機関や工業試験場などが中小企業と連携し、企業のニーズに沿った研究開発を支援することで、国際競争力を強化します。

 ――個々の中小企業が持っている力を発揮できるようにすることも重要では。
 江田 中小企業は大企業に比べ、人材確保のノウハウがあまり定着していません。このため、企業OBや専門家、Iターン・Uターンの人材を活用して、地域の中小企業とマッチングさせる仕組み(人材バンク)をつくります。また、製品を輸出する際に外国の安全基準などの国際認証を取得しなければならないケースがあります。中小企業が事業拡大や販路開拓など海外展開のハードルを越えられるよう、専門家の派遣やワンストップ支援体制の強化、日本司法支援センター(法テラス)を活用した法的サービスの提供を進めたいと思います。こうした中小企業の可能性を引き出すための施策を掲げました。

 ――公明党はこれまでも中小企業の味方として尽力してきました。
 江田 中小企業で働く人たちや経営者に寄り添った支援策が必要です。公明党が誇る地方議員、国会議員のネットワークと現場力を生かし、現場の声を反映した施策を展開していきます。